患者搬送中のドクターヘリが不時着水し3人死亡 熊本県内では1機運用 運航や点検の状況は
6日、長崎県の沖合で医療搬送用のヘリコプターが不時着水し、3人が死亡しました。熊本県内のドクターヘリ運航の状況はどうなっているのでしょうか。
この事故は、長崎県壱岐市の沖合で対馬空港から福岡市の福岡和白病院に向かっていた医療搬送用ヘリが不時着水したもので、86歳の患者と同乗していた息子(68)、医師(34)の3人が死亡しました。
患者を搬送するドクターヘリで起きた事故。熊本県内では、熊本赤十字病院が基地病院として1機を運用しています。運航は民間事業者に委託していて、昨年度は513回患者を搬送しています。民間事業者が毎日、運航の前後にオイル漏れの有無などを点検するほか、年に1回、2か月ほどかけて機器の更新も行っています。
熊本赤十字病院は事故について「残念」としたうえで、次のように話しました。
■熊本赤十字病院 奥本克己副院長兼救命 救急センター長
「安全の意識をさらに高めながら、この事業はしっかり継続していくということを強く認識しないといけないなと思いました」