「渋滞予測士」も登場 GWの高速道路・新幹線・空の便 渋滞や予約のピークは?

この記事をシェア

  • LINE
熊本 2025.04.25 18:57

シリーズ「抜け出せ渋滞都市」。2025年のゴールデンウィーク期間中の渋滞予測や混雑状況をまとめました。


熊本県と近郊の高速道路の渋滞について下り線です。ネクスコ西日本によりますと、ピークは4連休初日の5月3日土曜で、午前10時頃に鳥栖JCT付近を先頭に最大35キロの渋滞が予測されています。


一方、上り線は5月5日月曜の午後6時頃、福岡県の広川IC付近を先頭に最大20キロの渋滞が予測されています。

そして、今年の渋滞の特徴についてNEXCO西日本の渋滞予測士・松下聖史さんに聞きました。

■NEXCO西日本 渋滞予測士・松下聖史さん
「飛び石連休後半の5月3日から6日の間だけに集中しているのは今年の特徴かなっていうふうに思います」


最大11連休となっていることしのゴールデンウィーク。休日が4日連続した後半に渋滞が集中する予測です。さらに渋滞のとき注意しなければいけないのが交通事故です。


■渋滞予測士・松下聖史さん
「事故率が、渋滞していない時と事故渋滞が発生しているときの 2つで分けたときに比較すると単純に40倍になってます。渋滞と事故の関係ってものすごく密接に関係していて、 渋滞のあるところでは事故があると思ってもいいかなと」

特に、県内には注意するべき箇所があるそうです。

■渋滞予測士・松下聖史さん
「毎年、八代から人吉の間で事故による渋滞や通行止めがよく出ます。結構トンネルも多いし、カーブも多いし、1インター間も36キロとかものすごく長いんで、集中力もいるしハンドル操作とかも結構意識していかないといけない空間」
ゴールデンウィークを楽しく過ごすためにも安全運転を心がけてください。


【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
今回話を聞いた松下さんは渋滞対策として「ファスナー合流」をあげています。


ファスナー合流とは本線に合流するとき、加速車線上で止まらずに車線の先頭まで進み、本線の流れに合わせながら交互に合流する方法をさします。本線の車両も合流車両が見えてきたら、少しずつ車間距離をあけていって車を入れる準備をすることも重要です。



続いて九州新幹線です。JR九州によりますと指定席の予約のピークは下りが5月3日上りが5月5日となっています。


そして空の便です。航空大手各社によりますと熊本空港を発着する便のうち出発のピークは、4月26日と5月3日、6日。到着は5月3日と6日がピークでいずれも8割から9割の席が予約済みだということです。