自転車で「ながら携帯」→反則金1万2000円 "青切符"取り締まり26年4月開始へ
2026年4月から自転車でも“青切符”による取り締まりがスタートすることが決まりました。案では最大1万2000円の反則金が課せられます。
スマホを操作しながらの「ながら運転」や2人乗りで走る自転車…こうした運転に対し警察庁は、来年4月1日からいわゆる「青切符」を導入することをきめました。対象は16歳以上で、車やバイクと同様に反則金を納めれば刑事罰は課されません。
24日に公表された反則金の案は、自動車などですでに反則金の対象となっている違反については原付の金額とそろえる方針です。携帯電話のながら運転は1万2000円、信号無視や逆走・歩道通行などの通行区分違反は6000円などとなっています。警察庁は反則金の額について25日から意見募集を行い、今後正式に決定するとしています。
【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
青切符の対象となる主な違反と反則金について警察庁の案をまとめました。
最も重いのは「携帯電話のながら運転」1万2000円。
続いて「遮断機がおりている踏切に立ち入る行為」7000円。
「信号無視や逆走など」6000円。
「傘差し運転・イヤホンを付けて周りの音が聞こえない状態での運転・一時不停止」5000円。
「2台以上の横並び走行・2人乗り」3000円です。
警察庁によると去年1年間に起きた自転車関連の事故は全国で6万7531件となっています。中でも「ながらスマホ」による死亡・重傷事故は増加傾向で去年は28件と、この10年で過去最多でした。「反則金」の導入には、自転車の交通違反が重大な事故につながるケースが続いたことが背景にあります。安全運転を一層心がけてください。