「魅力を感じた」台湾の投資家が熊本の企業を視察 TSMC進出した経済環境の確認が目的
大手半導体メーカーTSMCが進出した熊本の経済環境を確かめるため、台湾の投資家たちが29日、熊本を訪れ、企業の視察をしました。
視察したのは台湾の投資家など58人です。一行は、半導体関連の精密部品などを製造する菊陽町のナカヤマ精密を訪問し、中山愼一社長から説明を受けながら工場内を見学しました。その後、肥後銀行の職員から熊本の経済状況についての話を聞きました。台湾からの参加者は、半導体でさらなる発展を遂げようとしている熊本の魅力を感じたと話しました。
また、TSMC進出で台湾と熊本の交流が活発になっていることを受け、日本郵便と台湾の中華郵政が姉妹郵便局の協定を結びました。姉妹郵便局となるのは熊本城東、菊陽久保田、西合志、室の県内4つの郵便局と台北の2局です。郵便や金融事業での顧客の利便性を高めるとともに互いの物産品の販売なども行う予定です。また11月には協定締結を記念してオリジナルの切手が発行されます。