去年、オーストリアのウィーンで開かれた『国際障害者ピアノフェスティバル』で世界一に輝いた月足さおりさんは、難病を抱えて生まれてきました。不自由な体で、彼女がひたすら打ち込んできたのがピアノを弾くことです。病気が進行し、今はほとんど左手だけでしかピアノを弾くことができません。
しかし、去年、左手の指が麻痺してしまいました。それでも彼女はひたすら前を向き、ピアノを弾き続けています。