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第99回 現場発「熊本"新時代"~TSMCがやってくる~」
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台湾の大手半導体メーカーTSMC。
日本初進出の工場が建設されている菊陽町では、来年末までの稼働開始を目指し急ピッチで工事が進んでいる。ある民間企業の試算では、TSMCによる経済効果は10年間で4兆円以上。期待されるのが、半導体企業の集積によるシリコンアイランドの復活とインフラ整備や人流増加によるにぎわいの創出だ。この好機をつかもうと県内でも動きが活発化している。"逆輸入"でスタートダッシュを狙う半導体関連企業や、人材育成に力を入れる教育機関、台湾と熊本をつなぎたいと奮闘するひとりの女性...。高まる期待の一方で、慢性化している渋滞や地下水保全など喫緊の課題もみえてきた。TSMCは熊本になにをもたらすのか。私たちの生活はどう変わるのか。最新の動きを追った。