Q.現在の仕事や役割について教えてください。
技術部には、制作技術・マスター・送信・システムの4つの仕事がありますが、その中で私はマスターとシステムを主に担当しています。マスターは番組やCMをテレビ局から送信所(KKTの場合は金峰山)へ送り出す場所であり、放送局の心臓部に相当する重要な設備です。また、システムには社内のネットワークや、営業放送システム、ニュース情報システム等様々なものがあります。私はこのようなマスター設備や各種システムの運用・保守や更新、新技術を利用した次期設備の検討・開発を行っています。小さな不具合でも放送事故につながるという緊張感はありますが、自分が更新した設備がトラブルなく運用されているのを確認した時はとても達成感があります。
Q.KKTを志望した理由を教えてください。
幼少期からスポーツ中継や情報番組、バラエティー番組と何かとテレビを見ていることが多かったこともあり、漠然とテレビ局で働きたいという思いがありました。そんな中、大学で学んだ理系の知識を活かせる「技術」の仕事を知り、テレビ局の技術を志望しました。様々な局のインターンシップや説明会に参加しましたが、KKTのインターンシップに参加した際に、
・人数が少ないため、様々な業務を経験することができる
・全国ネットの番組(KKT杯バンテリンレディスオープン)を毎年制作している数少ないローカル局
ということを知り、KKTを選びました。
Q.KKTの良いところを教えてください。
若手のうちから様々な経験を積むことができるところが良いところだと思います。例えば、私はマスターとシステムをメインにしていますが、全国ネットのゴルフ中継時には本社のスイッチャーを担当しました。普段制作技術に携わっていない若手がいきなりスイッチャーをするなんてことは、キー局のような大規模局ではまずありません。先輩方に教わりながら系統を一から勉強し、自分でセッティングを行い、本番の緊張感の中で映像を自分の手で切り替えるという経験はとても貴重なものでした。このように、若手のうちから担務に縛られず様々な仕事に携わることができるため、毎日が新しいことの連続で楽しく仕事をすることができます。
Q.仕事のやりがいを教えてください。
自分が携わった設備の保守や更新が無事に終わり、問題なく運用されていることを確認した時はやりがいを感じることができます。私が担当するマスター設備や各種システムは放送局の中心部を担うものが多く、一つのミスが放送事故に直結する作業も多々あるため、緊張感をもって作業にあたります。初めて夜中に一人でマスター機器の部品交換を実施した時は心細さからだんだん不安になってきて、何度も何度もテストを行い問題ないことを確認しました。万が一放送事故が起きたらどうしようという緊張感から朝の放送開始までずっとドキドキしていましたが、無事に放送が始まった時の安堵感と達成感は今でも覚えています。
Q.就活中の学生のみなさんへメッセージをお願いします。
就職活動中ほど業界や企業、自分の将来についてじっくり考えることができる機会はそうありません。好きなことややりたいこと、働くうえで自分が大切にしたい価値観を明確にしたうえで、色々な業界・企業の話を聞いてみてください。自分が知らなかった業界・企業の中に、意外と自分にぴったりな仕事があるかもしれません。そのうえで「放送局で働きたい」「こんなことをやってみたい」と思う方はぜひ自分の雰囲気にあった局を受けてみてください。「このページを読んでKKTを選びました!」という方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。